3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2011年7月16日土曜日

美ヶ原高原道路とビーナスライン

海の日絡みの3連休の初日ではあるけど、天気が良さそうなので須藤英一著作「日本百名道」に紹介されている美ヶ原高原道路とビーナスラインを走ってみた。


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関越練馬ICから上信越道の上田菅平ICまで走った。朝6時スタートでも連休初日なので関越高速は渋滞していた。

上田菅平ICを降り上田市街を抜けるとのどかな風景になってきた。



国道254号線を松本方面に向かい三才山トンネル有料道路に入る手前で県道464号線で武石峠に向かう予定が通行止めだった。

で、三才山トンネル有料道路を通って美鈴湖に出て



美ヶ原林道に入り美ヶ原高原道路を目指した。

美ヶ原林道は全線舗装でほとんど眺望はきかなかった。美ヶ原高原道路合流付近で


松本市街を眼下に見下ろせた。

美ヶ原高原道路は




さすがに日本百名道に選出されただけのことはある素晴らしい道であった。通り抜けしてないのでピストンになるので、その分交通量も多くない。

再び美ヶ原林道の合流点に戻り、今度はそこから武石峠を経てビーナスラインを目指すのだけど、先ほどまで半タンを指していたデジタル燃料計がいきなりリザーブを警告し始めた。ああ、上田市街で給油しておけばよかった。どーもまだこのバイクの燃料計に慣れていない。

急遽予定を変更してビーナスラインに入らずに県道62号線で上田市街に戻った。武石峠から一気に下って距離にしてわずか10㎞ほどであるが、バイクの気温計は28℃から35℃まで上がった。あ、暑い。

給油を済ませ帰りは県道ではなく武石の街中を走ってみた。

古い家並みが続きのどかな街である。が、気温は35℃を越えバイク用のフル装備を纏った自分には灼熱地獄のように感じた。

武石の街中をぬけると再び県道62号線に戻った。地図でもわかるが、この道は気持ちのいいストレートが続くのである。


ビーナスラインに入り道の駅美ヶ原美術館を目指した。ここまではそれほど眺望もきかずに、あげく道の駅美ヶ原美術館は物凄い混みようだった。

予定ではここらでお昼でもと思っていたが雲行きも怪しい感じなので駐車場で写真だけ撮って再び走り始めた。

ここからがビーナスラインは本番である。




2~3年前車で走ったが、その時はそれほど感動しなかった。が、やはりバイクだと見える風景がまったく違った。大昔はじめてバイクでビーナスラインを走ったときの感動がよみがえった。

八島湿原に寄るつもりでいたけど、駐車場に入る車で渋滞していた。こんなに人が多いと湿原の遊歩道もイマイチと思い湿原に寄らなかった。

ビーナスラインから八島湿原の広がりが見える場所があった。





ここからさらに霧が峰高原を経て



車山高原に向かうと、

所々でニッコウキスゲが咲いていた。


もっとも楽しみにしていた車山高原、車山肩のニッコウキスゲの写真を撮るつもりでいたら、なんと車山高原の駐車場に入る車で大渋滞。

そこはバイクなのですり抜けを繰り返し駐車場にでると人でごった返していた。

これでは写真を撮るのもままならないので車山肩をあきらめ、どこか他のニッコウキスゲを探しに移動した。

スッカリ高原を満喫し最高にいい気分であった。

が、不幸は突然にやってきた。やってしまった。

反対車線側の駐車場に入るのに車が切れて歩行者も切れた瞬間に、右折したら歩行者のオバさんが突然クルッとUターン。反射的にブレーキし脚をついたら、そこは車道と駐車スペースに5センチほどの段差があるところだった。バランスを失った200㌔オーバーの車体を左足1本で支えきれなかった。

完全な立ちゴケである。

エンジンを止め足場は砂利で不安定だったけど、火事場の馬鹿力でバイクを引き起こした。マフラーが砂利でベコベコになってしまった。(泣)

当事者のオバさんは消えていたが、何人かの人に怪我が無かったかを聞かれてしまった。

恥ずかしいし、すっかり気分が落ちてしまった。

気持ちが落ち着くのにしばしの時間がかかった。

再び走り出すとドライブインがあったので水分補給をした。

眼下に広がる景色を見ても意気消沈したままだった。

反対側の丘に結構ニッコウキスゲ咲いていたので見に行ってみた。




その丘から見下ろす景色はスガスガしかった。




すっかりニッコウキスゲに癒され気持ちが立ち直ってきた。

白樺湖を経て諏訪ICから帰還した。

総走行距離 527.5㎞

2011年7月3日日曜日

日光周辺ロマンチック街道

なんとか天気がもちそうなので日光周辺に行ってきた。


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東北自動車道から日光宇都宮線に入り清滝ICで降りていろは坂に入った。

乳白色の濃い霧が立ちこめ、細かい粒子の霧雨に覆われていた。路面は完全にウエットの状態である。いろは坂のヘアピンに緊張した。

中禅寺湖畔にでると雨は上がっていた。


下界の暑さが嘘のように涼しい。

湖畔沿いをしばらく走ると竜頭の滝に出た。




さらにしばらく行くと戦場ヶ原にでる。


天気はイマイチだけど気持ちがいい。


光徳牧場入口まで一気に走ってしまった。


ここから久しぶりに山王林道へ入ってみた。

若かりし頃、会津田島から田代山林道、山王林道と走って光徳牧場へぬけるコースを走ったものである。特に紅葉の時期が素晴らしかった。

さすがにまだダートを走る勇気はないので途中で引き返す。


もとの国道140線をしばらく行くと湯ノ湖である。



金精有料道路に入ると標高をグングンとあげていく。

湯元温泉や湯ノ湖を眼下に見下ろし、



さらに標高を上げていく。はるか眼下に湯ノ湖と雲に覆われた男体山。


金精トンネルをぬけると今度はひたすらくだりである。

菅沼、丸沼を経て利根町大原でロマンチック街道を離れ、薗原湖方面へ行く県道251号線に入り、赤城神社を目指す。

大昔の曖昧な記憶だと赤城広域農道とかいって、ひたすら直線の道と思っていたのだが、そこそこなワイディングだった。



そのまま前橋市街を抜けて前橋ICから帰還した。

総走行距離 394.7㎞

2011年7月2日土曜日

有間峠 広河原逆川線


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F800GSの1000㎞点検でディーラーにバイクを引き取りに行ったりで、スタートがお昼を過ぎてしまった。

以前エンペラーで名栗湖へ行ったときに気になっていた名栗湖から秩父へ抜ける有間峠へ行ってみる事にした。

結構混雑してる下道を走り、名栗湖へ着いたのが午後3時になってしまった。


名栗湖沿いに走ると有馬渓谷つり場へでる。以前はここを左にって行き止まりだったが、今回は右へ入ってみた。

渓流沿いに簡易舗装された道ではあるが、至る所にコブシ大の石コロがゴロゴロしてる。いつ舗装が切れてダートになっても不思議ない感じである。というか、崖崩れ等で不通でも納得な感じの道である。

ハンドルにクランプしたカメラで撮影してみた。


まったく眺望のきかないディープな山道を登っていくと峠で突然視界が広がる。峠ではアマチュア無線家が簡易八木アンテナを建てて交信していた。

峠を少し下ったところで道幅が広くなった所で休憩。

かなり山深い。




下りは少し道幅も広く路面もそれほど荒れていない。途中の広くなった路肩で遅めの昼食をとった。


こんな感じでカメラをセットしている。


下りきると浦山ダムにでた。


国道140号線に出て秩父湖沿いを行くと吊り橋があった。


秩父湖沿いの道もなかなか趣があった。


雁坂トンネルをはじめて通ってみた。暗くチョッと不気味な感じのトンネルだった。


一宮御坂ICから中央高速へ入り帰還した。

総走行距離 281km

2011年6月22日水曜日

富士山界隈プチツーリング

3月11日の東日本大震災に誘発されて4日後の3月15日に静岡県東部富士山界隈でマグニチュード6.7、震度6強の地震があった。

震源の近くに父の墓がある。

管理してもらってるお寺から「倒壊はしてないが、一度確認に来て欲しい」とはがきが来ていた。

一番の心配は墓の中で骨壷が倒れていることである。

梅雨の合間の快晴になった。その確認をしに墓参りに行く事にした。

ディーラーでオイル交換等してもらったため、昼近くのスタートになってしまった。


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環八から用賀で東名高速に入った。入ってすぐの港北SAまでは結構混んでた。


こんなもんがあった。


なんと電気自動車のバッテリーチャージャーだった。

港北SAをでると渋滞は解消されていた。比較的風があったので120㌔近くになるとかなり風の影響をうける。100㌔だといい感じである。

だんだんヘルメットで頭が痛くなってきたので、足柄SAで休憩。

車で行くときは富士ICで降りるのだけど、今日は裾野ICで降りて「絶景の道100選」に載っていた国道469号線で行ってみることにした。

道もいい感じに直線があったりして気持ちのいい道だった。こんな感じでいたる所で富士山が綺麗に見えた。





すっかりツーリング気分であったが、ほどなく父の墓についた。

墓では結構墓石が倒れていた。石屋さんがクレーンで墓石を直していた。父の墓は無事だった。で、一番心配だった墓の中を見ると骨壷は倒れていなかった。一番の気がかりが晴れた。

線香をあげて墓をあとにした。

帰りは河口湖ICから帰るつもりなので鳴沢をめざし開拓道路、県道71号線で国道139号線に向かった。

この道は父の墓参りの帰りにいつも使う道であるが、バイクだと車と違った風景に見える。


暑かったので富士ミルクランドでソフトクリームを食べた。なんだか歯にしみた。

ここらで見える富士山がとにかく綺麗だった。




折角バイクなんだし、チョッと横道に入ってみた。

牧場沿いの道で、牧場とまじかに迫る富士山の感じが素晴らしくバイクを止めて写真を撮ろうとしてると、


牛が急ぎ足で集団でやってくる。バイクと牛の間には何も無いのである。ビビッて、バイクに跨りスタートしたときは牛との距離は1mも無かった。(汗

ドキドキしながら直進すると、道はこんな感じの狭い道をひたすら走る事になった。


こんな感じのディープな牧草地を通って


再び元の県道71号線に戻った。

国道139号線に出て、しばらく行った「道の駅 なるさわ」で小休止して河口湖ICから帰宅した。

天気のいいツーリングは楽しい。早く夏にならないかな。

総走行距離 287㎞

2011年6月19日日曜日

軽井沢~八ヶ岳 F800GS デビューツーリング

天気予報によると何とか今日一日は雨が降らずにもちそうな予報であった。

とにかくBMW F800GSで走りに行きたかったので、そんなに遠出をしないで行きは高速で帰りは下道で帰れる場所を考え秩父にした。

何十年振りのツーリングである。

10時半頃バイクコンテナを出発して花園ICを目指して関越自動車道に入った。

はじめは結構緊張していたが、ペースが出来てくるとなんかすごく嬉しく、いい気分になってきた。1000円高速も今日が最終日なので、秩父ではなくて、もーすこし遠出したくなってきた。

急遽、軽井沢へ行きたくなり、そこから八ヶ岳をへて中央高速で帰るプランに変更した。


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とりあえずエンジンの慣らしのため5000回転以上は上げないでくれとサービスの人にいわれてたので、トップの6速で時速120キロまでは出せる。一番左の走行車線を時々追い越しながら走った。

だんだん慣れてくるとF800GSを冷静に感じられるようになってきた。100~120キロまで出すと体にもろに激しい風圧がかかる。フロント・ウィンドはほとんど効果はないようである。

そんなこんなで高坂SAで一回目の休憩をした。



それから上信越道入り、下仁田を過ぎたあたりから標高がどんどんあがってメッシュ・ジャケットでは寒くてどーしようもなくなってきた。そこでフッとディーラーの人が言ってたことを思い出す。

「寒くなってきたらグリップヒーターをONにしてみてください。」

おお、そーだ。

ONにするとみるみるグリップが暖まってくる。すると手がホカホカになってくる。すると結構上半身が温かくなってくる。これはそーとういい。

碓氷軽井沢ICで降りて軽井沢の街中に入ると国道18号のアウトレットのあたりは大渋滞していた。

すり抜けをする自信はまったく無いので車の後に並んで渋滞をぬけた。旧軽も混んでたのでそのまま素通りして鬼押出を目指した。

久々のヘルメットで長時間かぶっていると割れそうに頭が痛くなる。

たまらずに途中の路肩の広いところで休憩。




いつかはこんなダートにどんどん入って行きたい。



浅間山に着くと、あいにく浅間山はスッポリ雲に覆われていた。



鬼押しハイウエイは、過去付き合ってきた女の子と必ずドライブに来る定番の道である。

彼女達はどーしてるだろ?などと感傷に浸ってしまった。

ホホホ、中年になってひとりでバイクで来てたりして…。ホホホ…。



鬼押出し園もいいが、浅間火山博物館も好きなのである。




お気に入りの場所でもひとりで入る気にならなかった。



鬼押出しから再び国道18号線に戻り、佐久で国道141号線に入り清里を通って須玉を目指した。

天気がよければ眺望がきいて気持ちのいい道であるが、あいにくの曇天である。

途中何度かヘルメットで頭が痛くなって休憩した。



須玉へついて中央高速にはいると、なんと大月から渋滞25キロ、八王子所要時間3時間と表示されていた。

すり抜けができないとなると大苦痛である。急遽、大月から山中湖方面へ向かい都留で降りて道志道を行く事にした。

20年以上前、渓流釣りにハマッてた頃、この道沿いにある道志川によく釣りに来ていた。が、このチョイスがエライもんだった。

ほとんど照明のないタイトコーナーの続く山道で、しかも霧と小雨で慣れないビック・オフローダー…。う~む、キツ過ぎる。

30分毎くらいに小休止をしないと集中力をキープできない。結局2時間以上かけて津久井湖を目指してたはずが、間違って相模湖に出てしまった。しかも国道20号線は、中央高速の影響で渋滞してた。

な、なんのために道志道に入ったのか…。

結局再び八王子から高速に乗って10時過ぎに帰宅した。クッタクタ。

まぁ、思いつきで無計画に走ったが、とにもかくにも久々のバイクツーリングは楽しかった。

総走行距離 445㎞