3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2012年5月28日月曜日

津軽半島の旅 ①

今回の旅は、上野駅から寝台特急「あけぼの」に乗って弘前まで行き、五能線で五所川原まで行き、そこでレンタカーを借りて竜飛岬で1泊し、青森まで戻って、青森から電車で移動し大鰐温泉で宿泊して、最終日は黒石へ行って新青森から新幹線で帰京するコースにした。

5月24日 寝台特急「あけぼの」乗車

仕事を終えて一旦帰宅してから寝台特急「あけぼの」に乗車するために上野駅に向った。

定刻通り「あけぼの」は入線してきた。





今回の「あけぼの」では、A寝台のシングルデラックスに乗車する事にした。


A寝台車両に乗り込むと、進行方向左側は通路になっている。


ドアを開けると


こんな感じの個室になる。

左上の取っ手を引くと、もーひとつベッドが出来て2名乗車が可能である。

折りたたみの洗面台があったり、


丸く削られたドアノブだったり


弘前まで12時間近くを快適に過ごせた。

以前B寝台に乗車したときにはなかったが、A寝台にはアメニティ・グッズがついていた。


「あけぼの」には車内販売がないので、上野駅で買っておいた弁当を食べて、早々に寝てしまった。




津軽半島の旅 ②

5月25日 竜飛岬を目指して

寝台特急「あけぼの」は定刻通り弘前駅に到着した。ほどなく五能線も入線した。今日は五能線で五所川原駅に行き、そこからレンタカーに乗り換えて竜飛岬に行く。



大きな地図で見る

弘前から五所川原までは天気がいいと岩木山がとても綺麗に見える。前回は雪景色の中の岩木山だったが、今回はスッキリと晴れてはいないけど、岩木山は全景を見せてくれていた。

今回



前回


前回の旅で雪に埋もれていた板柳駅は今回はこんなだった。





そんなこんなで昨年の冬の景色との違いを楽しみながら五所川原駅に到着した。

駅から歩いて数分の所の「立佞武多の館」によってみた。


五所川原で8月4日から8月8日に開催されるお祭りで「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、高さが最大で20mを超える「ねぶた」の山車が展示されている。











次の山車は、東日本大震災の復興祈願で、地震の神様「鹿島大明神」が要石で地震なまずを封じ込めようとしてる山車だそーである。










とても大きく、かつ美しい。この山車が勇壮に五所川原の街中を練り歩くのかと思ったら、ぜひとも五所川原の「立佞武多」を見てみたいと思った。

「立佞武多の館」を後にレンタカーを借りに行った。



この時期の津軽に来たいと思った一番の理由が、鯵ヶ沢の菜の花畑を見たかったのである。

菜の花と岩木山。

鯵ヶ沢菜の花畑













曇っているのは残念だけど、岩木山が見えているので良しとしよう。

鯵ヶ沢をあとにして、広域農道を走り竜飛岬をめざす。この辺は広範囲に沼が点在している。

途中ペンセ沼と大滝沼の間に広がるペンセ湿原を歩いてみた。

ペンセ湿原











日光キスゲが所々で咲いている。







ほとんがつぼみで。もー1週間か10日すると見頃かと思う。



でもいろいろな湿原の植物を観察できた。









大滝沼越に見える岩木山。青空が広がっていれば最高の景色と思った。




ペンセ湿原を後に、ひたすら広域農道を北上した。途中北海道を思わすようなまっすぐな道が続いた。ほどなく十三湖にでた。

十三湖




湖畔のドライブインで遅めの昼食を摂った。シジミ定食を食したが、シジミの身がふくよかで味が濃厚で美味しかった。

十三湖からしばらく走ると国道339号線に合流し、さらに北上すると海沿いにでた。沖に見える山々は北海道である。







さらに北上してると道の脇に突然滝が現れた。道路のすぐ横である。

七つ滝






一応案内の看板は立っているが、特に駐車場があるわけではなく、まったく観光地然としてない。

ここからかなり山深いワイディングを登っていくと竜飛岬に出た。

竜飛岬






沈み行く夕陽を撮影したかったが、残念ながら小雨がパラついていた。しかし、本州最北端の竜飛岬は感慨深いものがある。





中央の建物が今回宿泊した「ホテル竜飛」である。オーシャンビューの素晴らしい景色の部屋だった。