天気予報によると何とか今日一日は雨が降らずにもちそうな予報であった。
とにかくBMW F800GSで走りに行きたかったので、そんなに遠出をしないで行きは高速で帰りは下道で帰れる場所を考え秩父にした。
何十年振りのツーリングである。
10時半頃バイクコンテナを出発して花園ICを目指して関越自動車道に入った。
はじめは結構緊張していたが、ペースが出来てくるとなんかすごく嬉しく、いい気分になってきた。1000円高速も今日が最終日なので、秩父ではなくて、もーすこし遠出したくなってきた。
急遽、軽井沢へ行きたくなり、そこから八ヶ岳をへて中央高速で帰るプランに変更した。
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とりあえずエンジンの慣らしのため5000回転以上は上げないでくれとサービスの人にいわれてたので、トップの6速で時速120キロまでは出せる。一番左の走行車線を時々追い越しながら走った。
だんだん慣れてくるとF800GSを冷静に感じられるようになってきた。100~120キロまで出すと体にもろに激しい風圧がかかる。フロント・ウィンドはほとんど効果はないようである。
そんなこんなで高坂SAで一回目の休憩をした。
それから上信越道入り、下仁田を過ぎたあたりから標高がどんどんあがってメッシュ・ジャケットでは寒くてどーしようもなくなってきた。そこでフッとディーラーの人が言ってたことを思い出す。
「寒くなってきたらグリップヒーターをONにしてみてください。」
おお、そーだ。
ONにするとみるみるグリップが暖まってくる。すると手がホカホカになってくる。すると結構上半身が温かくなってくる。これはそーとういい。
碓氷軽井沢ICで降りて軽井沢の街中に入ると国道18号のアウトレットのあたりは大渋滞していた。
すり抜けをする自信はまったく無いので車の後に並んで渋滞をぬけた。旧軽も混んでたのでそのまま素通りして鬼押出を目指した。
久々のヘルメットで長時間かぶっていると割れそうに頭が痛くなる。
たまらずに途中の路肩の広いところで休憩。
いつかはこんなダートにどんどん入って行きたい。
浅間山に着くと、あいにく浅間山はスッポリ雲に覆われていた。
鬼押しハイウエイは、過去付き合ってきた女の子と必ずドライブに来る定番の道である。
彼女達はどーしてるだろ?などと感傷に浸ってしまった。
ホホホ、中年になってひとりでバイクで来てたりして…。ホホホ…。
鬼押出し園もいいが、浅間火山博物館も好きなのである。
お気に入りの場所でもひとりで入る気にならなかった。
鬼押出しから再び国道18号線に戻り、佐久で国道141号線に入り清里を通って須玉を目指した。
天気がよければ眺望がきいて気持ちのいい道であるが、あいにくの曇天である。
途中何度かヘルメットで頭が痛くなって休憩した。
須玉へついて中央高速にはいると、なんと大月から渋滞25キロ、八王子所要時間3時間と表示されていた。
すり抜けができないとなると大苦痛である。急遽、大月から山中湖方面へ向かい都留で降りて道志道を行く事にした。
20年以上前、渓流釣りにハマッてた頃、この道沿いにある道志川によく釣りに来ていた。が、このチョイスがエライもんだった。
ほとんど照明のないタイトコーナーの続く山道で、しかも霧と小雨で慣れないビック・オフローダー…。う~む、キツ過ぎる。
30分毎くらいに小休止をしないと集中力をキープできない。結局2時間以上かけて津久井湖を目指してたはずが、間違って相模湖に出てしまった。しかも国道20号線は、中央高速の影響で渋滞してた。
な、なんのために道志道に入ったのか…。
結局再び八王子から高速に乗って10時過ぎに帰宅した。クッタクタ。
まぁ、思いつきで無計画に走ったが、とにもかくにも久々のバイクツーリングは楽しかった。
総走行距離 445㎞