グアムもサイパンもハワイも沖縄にも、およそ南の島には縁がなかった。
で、今回の旅は、はじめて南の島、宮古島へ行ってみることにした。
12月31日 宮 古 島 へ
大晦日、朝6:55分発JTA羽田発宮古島行直行便に乗るべく朝5時発、羽田空港行きのリムジンバスに乗るために吉祥寺駅に向った。
吉祥寺発のリムジンバスは予約できないので、用心のため出発30分前に駅に着くとまだ2~3人しか並んでなかった。
が、その後どんどん人が増えて、結局発車時刻の段階では、かなりな人が乗れずに、次のバスになっていた。早く行って正解だった。
羽田空港もかなり混雑していた。手荷物を預けるのにかなり待たされた。
飛行機は定刻より10分遅れで羽田を離陸し、宮古空港へ10時30分に着いた。
空港でレンタカー屋さんが迎えに来てくれていて、そのまま店に行き手続きをして出発したのが11時を回っていた。
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最近の宮古島の天気予報では、日中は19℃位とかなり暖かなイメージでいたが、今日はかなり寒いとレンタカー屋さんは言っていた。と、いっても気温15℃であるが…。
とりあえず島の北側の海岸線沿いを東南の方向に向かい東平安名崎を目指した。
宮古本島はいたる所に唐黍が植えられている。
思っていた以上に大きな島でかなり開けた場所がたくさんあった。
かなり寂れた感のある小屋を見つけたのでのぞいてみると牛舎だった。
おお!宮古牛!
牛舎の横道を奥まで行くと行き止まりであるが、そこから視界が開け海が見えた。
どんよりした曇り空ではあるけど、海が綺麗である。
車に戻る途中、道端に咲いていた。
再び東平安名崎を目指し走り始めると、カーナビに海まで下りれそうな道が表示された。
そこを下りてみると
目の前に、こんな世界が展開されていた。憧れの珊瑚礁の海。
そして驚くほど澄んだ海水。
珊瑚の砂浜に足跡をつけてみる。
美しい。
が、平気で海に物を捨てる国の奴等のゴミが、たくさん漂着してるのも事実である。
再び東平安名崎を目指し走り始めると、今度は海を見下ろせる「比嘉ロードパーク」があった。
崖上から見下ろす青い珊瑚の海。
更に進むと、眼下に港が見えた。
港へ下りてみると、港内の水が綺麗なのに驚いた。
そしてもちろん港外も美しい。
さらに進むと「新城海岸」へでた。
うっそうとしたマングローブの間を抜けて、
ビーチに出ると、あまりの美しさに息をのんだ。
砂浜を観察すると、たくさんの珊瑚の破片や美しい貝殻が落ちている。
新城海岸から更に進むと、ウミガメの産卵で有名な「吉野海岸」へ出た。
ここは海の美しさもさることながら、海岸にたくさんの珊瑚のかけらが落ちている。
オフショアの風を受けながら波が小さなチューブを作ってブレイクしてく。
近くの岩にイソヒヨドリが羽を休めていた。接近しながら撮影を試みたが、あえなく飛んでいってしまった。
吉野海岸に海岸を守る活動をしているおじさんがいて、珊瑚のかけらを拾っていた。
気さくな感じで話しかけてきてくれて、とてもジェントルな人だった。帰りがけに拾った珊瑚の欠片に紐を通して海の女神様から贈り物と称して首に通してくれた。
男同士、ちと気恥ずかしかった。
吉野海岸を後に15分ほどで東平安名崎についた。
遊歩道を岬の突端まで行ってみる。東平安名崎から見た東シナ海。
振り返ると
岬の南側の遊歩道を駐車所へ戻る。
とりあえず宿にチェックインするために「うえのドイツ文化村」へ向う。
東平安名崎から20分ほど走ると、崖の突端へ向う階段が見えたので行ってみる事にした。
階段下から東平安名崎まで続く断崖がよく見える。
階段をあがってみると、
今回宿泊したホテルは、うえのドイツ文化村の隣にあるホテルブリーズベイマリーナのタワー館にした。
タワー館は全室オーシャンビューでテラスがある。
荷物をほどきくつろいでると、少し青空が見えるようになってきた。なので夕日を見に来間島の長間浜へ行ってみた。
来間大橋を渡り、来間島に入ると宮古本島に比べると道幅も狭く、路面もよくない。しかし、長間浜も美しいビーチだった。
残念ながら水平線付近に雲があって夕陽は見えない。が、2012年最後の夕焼けである。
おお!あの雲がチョコっと切れてくれれば夕陽が見えるのに。
で、願いかなってチョコッと見えた太陽。
陽も沈み黄昏の中を再び来間大橋に戻っていると、展望台があった。
ここから来間大橋がよく見えた。
ホテルに戻ると隣のうえのドイツ文化村でカウントダウンライブを行うようで、会場はイルミネーションで飾られていた。
ホテルでの食事も地のもがたくさん出て美味しかった。やはり宮古牛が絶品である。
食事を終えて部屋に戻ると、午前3時に起きてのスタートだったので猛烈に眠くなった。が、なんとしてもカウントダウンまでは起きていようと、横で爆睡してるパートナーを横目に頑張った。
その瞬間1分前にテラスに出ると、とても綺麗な月が出ていて、その光が波間にキラキラ写って幻想的だった。
その瞬間は、ドイツ文化村でのカウントダウンライブ会場から大きな声でカウントダウンが始まり、2013年を迎えた。
たぶんその15分後には寝ていたと思う。
つづく。