2月4日 釧網本線 流氷ノロッコ号 と SL冬の湿原号
流氷の時期に乗ってみたかった釧網本線を折角なので釧網線人気の観光列車、流氷ノロッコ号とSL冬の湿原号に乗ってみることにした。
網走駅発10:25発の知床斜里行きに乗り込むためにホテルを出て網走駅へ向うが、あきらかに昨日より暖かい。
流氷ノロッコ号の入線を撮影したかったが、その時間はまだ改札が始まっておらずホームに入れなかった。
指定席が取れなかったのでとりあえず改札と同時に座席確保のためノロッコ号に乗り込んだ。それから車両の写真を撮りに外へ出たが、人が多く思ったようなポジションで写真が撮れなかった。
車内はこんな感じで、大きくとられた窓と窓向きのベンチがある。
ダルマストーブが設置され車掌さんが石炭をくべてくれる。が、カメラとレンズの結露が心配でストーブのそばには近寄れなかった。
定刻とおりに流氷ノロッコ号は網走駅を出発した。
走り始めてすぐに右手に知床の山々が美しく姿を見せてくれる。
左手にオホーツク海が見えた。
が、残念ながら流氷帯は見えなかったが、氷泥(ヒョウデイ)という流氷になる前の氷の塊が見えた。
オホーツク海越しに、知床の美しい山。羅臼岳。
終点の知床斜里に近づくと、かなり流氷がみえる。聞けばかなり昨日は流氷が接岸していたらしい。
知床斜里駅から電車では標茶駅発のSL冬の湿原号には間に合わないので、ここからツインクルバス知床号というバスに乗り換える。
知床斜里から国道334号線を行き、国道391号線で標茶駅に向う。この区間のバスの車窓が素晴らしかった。
国道334号線から見た斜里岳。
バスは野上峠を越えて下りに入るとチラリと氷結した摩周湖がみえた。
やがてバスは標茶駅に着いた。すでにSL冬の湿原号は入線していた。
さすがに人気列車だけあって結構混んでいた。
大きな汽笛と共に、SL冬の湿原号は標茶駅を重々しくスタートした。車窓には蒸気機関の煙がモウモウと見える。
茅沼駅に着くと
丹頂鶴である。200ミリの望遠ではこれで限界。
画面の左側には、SLとタンチョウの写真を撮るために三脚に超望遠レンズを装着したカメラマンがたくさんいた。
茅沼駅を出てしばらくは平らな平原の雪景色が続いていたが、だんだんとボコボコな面の雪原に変わってきた。
湿原の植物に雪がかぶってボコボコの雪原になっているそーである。いよいよ釧路湿原に入った。
蛇行しながら流れる釧路川は、
ときに線路のすぐ脇を流れている。
いつかここをカヌーで渡ってみたい。などと見入っていると、汽笛1発。一面煙だらけ。
この風情は車両で味わうより外から見たほうが素敵と思う。
彼方に見える阿寒富士。
やがて車窓に釧路川から新釧路川に取水する岩保木水門が見えてくると
ほどなく釧網本線の終点釧路駅に着いた。
釧網線人気の観光列車、流氷ノロッコ号とSL冬の湿原号と乗り継いで見たが、次回はぜひ湿原の美しい時期にキハ54系の各駅停車で全線制覇したい。
釧路駅周辺も駅前通りの大通りの歩道でさえ、かなり凍結して歩き辛い。釧路でのホテルはプリンスホテルにした。駅から普通なら歩いて7~8分なのだろうけど、凍結歩道を歩くので10分以上かかった。
本当は蝦夷鹿を食せるフレンチに行くつもりでいたけど、夜ホテルを出るのが億劫になってしまい、さらにプリンホテルのレストランに部屋着のジャージから着替えるのが嫌で、ホテルの売店で弁当とビールを買ってを部屋で食べた。今日も寒さに負けた。