3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2010年10月5日火曜日

しまなみ海道ツーリング③

最終日、天気は回復傾向にあり、午後から晴れると天気予報で言っていた。本来なら午前中の晴れ間を狙って予讃線の下灘駅に電車で向かって、帰りを松山までBD-1で戻る予定でいた。が、予定変更して下灘駅までBD-1で行くことにし、かえりを予讃線で帰ってくる事にした。

再び旅の期待感でワクワクした心持に戻してくれたのは、一重に「さち家」さんの奇跡のお陰である。
一人での宿泊でも、まったく萎縮することなく、丁重にもてなしてくれた。部屋も風呂も旅館全体が落ち着く佇まいであった。道後温泉の常宿としよう。

10月4日 しまなみ海道 4日目


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さち家さんの番頭さんと仲居さんに見送られて道後温泉を後にした。

道後温泉のアーケードに向かう道はこんな感じに整備されている。



松山市街を走る路面電車。


デジカメも充電はバッチリなので松山中心街にある、萬翆荘や坂の上の雲ミュージアムに寄ってみると、月曜日なのでほとんど、どこも休館日だった。残念。

県庁の前を通って城山公園に向かう。



昨日はこの広場でお祭りをしていて、ものすごい人出だった。が、月曜の朝は閑散としていた。なんとなく皇居を思わせる景色である。



公園から見た松山城。





中心街から離れ、郡中線沿いの道を走るが、片側一車線の細い道で、しかも歩道が無いのですごく走り辛い。

郡中駅を過ぎると市街地から農村地帯へと変わってくる。稲穂が頭を下げ始めている。



いたる所で田んぼのあぜ道に曼珠沙華が咲いていた。曼珠沙華の群生もいいけど、こんな感じで咲いてる曼珠沙華もとてもいい。



田園地帯をぬけて、道は上りにって小さな峠を越えた。一気に下ると海沿いに出た。夕やけこやけラインというらしい。



向風ではあるけど、道は走りやすいしとても気持ちいい道である。



いたるところに花壇があっていろいろな花が咲いていた。



道の駅「ふたみ」でお昼にした。ここの半丼セットという海鮮丼の半丼とうどんのセットを食べたが、海鮮丼の刺身が、しっかり身が締まっていて絶品だった。



道の駅「ふたみ」の敷地内のビーチがこんな感じできれいだった。



夕やけこやけラインには、所々にこんな感じのいろいろなオブジェがあった。



やっと今回の旅の最終目的地、予讃線下灘駅に着いた。





ここが今回の旅でもっとも来てみたかった場所である。







さすがにローカルな駅である。自分しかいない。ホームでひとしきり感慨にひたり、写真や動画を撮るために予讃線が来る時間を時刻表で見てみる。



今が13時過ぎなので、次に来る電車は13:49分。この電車を撮影して、松山に行く次の電車は、15:00…。

え?

1時間以上あるし、帰りの松山発岡山行きの特急は16:20なので間に合うか不安な時間である。

今回の旅の自転車での移動はここまでとして、自転車や荷物をパッキングして、電車が来るのを待つ。



移動時間  2時間34分
停止時間  52分46秒
走行距離   34.6㎞
平均速度   13.5㎞/h
最高速度   33.3㎞


待つこと15分くらいで予讃線がやってきた。



車内はこんな感じでガラガラだった。





単線なので高野川駅にて下り線と入れかわるために10分ほど停車。





途中、向井原駅では内子線との連絡のために30分近く停車し、松山駅に到着。
下灘駅で次の15:00発の電車にしていたら岡山行きの特急に間に合わなかったな。



特急しおかぜ26号で岡山駅へ向かう。



岡山駅から「のぞみ」で東京にもどった。

自転車で旅先の空気に直に触れ続けられ、久々に旅らしい旅になった。