3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2010年5月16日日曜日

定峰峠と奥武蔵グリーンライン


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丸石エンペラーを車に積んで、関越自動車道で嵐山小川ICまでいき、ICから15分ほどの道の駅「おがわまち」に車をデポして、県道11号線を走って定峰峠を目指した。

走り出しは、街中で走り辛っかたけど、街を抜けると一転、のどかな山間をのんびり走るモードになってとても気分がよかった。



坂本という集落を過ぎたあたりから、だんだん上り坂になっていく。定峰峠まで標高差600m。距離は15㎞くらいである。

かなり車とバイクが多かった。
途中眺望の開けたところがあって、のぞいてみると先ほど自分が通過してきた白石という集落が眼下に見えた。



定峰峠は、それほど眺望もよくないし、バイク乗りでごった返してたので、そのまま白石峠を目指すことにした。ここへの道は、ほとんど車もバイクも来ない走りやすい道だった。が、勾配はきつかった。



眺望のいいところで休み休みのぼった。



白石峠にたどり着く最後の上りは特にきつかった。



白石峠から奥武蔵グリーンラインに入り、大野峠を越えると今回の最高標高点851メートルになる。青空が広がり見下ろす世界が気持ちよかった。



いったん下って再び上ると刈場坂峠に出た。ここが、今日一番の眺望だった。



眼下にこんな世界が展開された。こんな景色を見ると、ここまで自分の脚で来たのかと思うと、なんとも気分がよかった。妙に自転車という発明に感動してしまった。



刈場坂峠を出て、しばらくアップダウンを繰り返しながら、檥峠(ぶな峠)に出た。波郷の里という石碑のよこに檥峠林道の入口があり、入口からダートであまりに気持ちよさそうなので入ってみた。



しばらく走ると祠がって、道はそこから簡易舗装になってガンガン下っていく。ヤバイと思って途中で引き返したけど、かなり下ってしまった。もと祠に戻った時には脚がパンパン。

ここで、遅めのお昼と大休止にした。



やはり林道のほうが俄然気分が盛り上がる。



30分ほど、そこで休んで再び奥武蔵グリーンラインにもどった。
どんどん下りながらもアップダウンを繰り返して飯盛峠を越え高山不動尊にでた。この辺は関八州見晴台や顔振峠など義経伝説が残ってたりして、一度ユックリと歩いてみたい。



高山不動尊から一気に下って顔振峠に出た。



ここは今から30年前、中学生だった頃に友人と二人で吉祥寺の自宅から走りに来た。その時にあまりの眺望のすごさと、ここまで来たという感動で、峠の茶屋で顔振峠のペナントを買った。長らく部屋に飾ってあったが、実家を出た際に、どこかにいってしまった。



あれから30年。いろいろな感慨に浸りながら、しばしこの景色を眺めた。記憶のどこを手繰っても、なにも思い出せないけど、こんな旅をさせてくれたエンペラーに感謝である。



顔振峠から東吾野の駅までは一気に下る。もーすぐ東吾野というところまで下ってから、このまま国道を走って車のデポ地、小川町まで走るのも面白くないと思い、GPSで検索してみると、チャンとルーティングしてくれた。

が、この道が酷かった。真直ぐな上に物凄い急勾配。当然押したが、押すのもきつかった。



ここの上り3㎞ほどは、完全に脚にきてて全部押した。

ここから小川町までは全般ほとんど下りで快適だった。途中何箇所か?なルートだったけど、かなりな部分、機会あったらまた走りたいと思えるくらいすごくいい道を選択してくれた。

最後は完全に脚にきてしまったけど楽しかった。

移動時間  5時間04分
停止時間  1時間15分
走行距離   73.8㎞
平均速度   14.5㎞/h
最高速度   38.4㎞/h