3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2010年5月2日日曜日

一之瀬高原&大ダル林道


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予定では泉水谷林道を走りに国道411号線(青梅街道)を西に走り、小河内ダムも越えてさらに西進すると山梨県の丹波山村にはいる。丹波山村にある道の駅「たばやま」に車をデポし泉水谷林道を目指すつもでいた。

9時頃家を出て、通常2時間みれば「たばやま」に着くのでお昼前にはスタートできると思っていたが、ゴールデンウィークで、あちこちで渋滞していて「たばやま」に着いたのが1時を過ぎてしまった。

しかもデポを予定していた道の駅「たばやま」も大渋滞で入るのに入口で行列していた。

デポ地を「たばやま」の近くの空き地にして、急いでエンペラーを組み上げ、午後1時半スタートした。



道はスタートからジワジワと上りで、眼下に丹波村の集落をみながら走る。

集落が切れると丹波川沿いに走るのだが、丹波渓谷といわれる急流の谷沿いに走ることになる。至る所絶景ポイントになるが、いかんせん道が狭く歩道もないのでオチオチとエンペラーを止められない。



トンネルの入口が少し広くなっていたので早くも休憩。



ガードレールの向こうはこんな感じ。



トンネルをぬけてしばらく行くと、丹波川に泉水谷川が合流する地点に出た。



道も分岐し左下に下ると泉水谷林道である。



喜び勇んで下っていくと、ほどなく通行止めになっていた。試しに入れなくらいガッチリとガードされていた。

あきらめて計画変更である。

余裕があれば行くつもりでいた一之瀬高原に行くことにした。

ここから一之瀬高原の入口までは結構な上りだった。一番軽いギアで息も絶え絶えに上っていくと、いきなり「南無妙~」と書かれた碑が建っていた。「おいらん供養塔」である。この辺が「おいらん淵」である。

ここからすぐの所に一之瀬高原への入口があった。



ここからの登りが凶悪で、だいたい5㎞ほどで標高900mから1250mまで一気に350m程登る。所々休憩がてら写真を撮る。写真中央に見える岩肌の出たところが、走ってきた道である。



さらにガンガン登る。脚はヘロヘロになる。



とうとう気持ちが折れてしまって押しに入る。が、押しているとポツポツと雨が降ってきた。山の天気は変わりやすいなどと思っていると、結構な降りになってきた。ウィンドブレーカーだけで雨具は持っていないので引き返すことにした。

来た道を引き返すのも面白くないので犬切峠を通って帰ることにした。が、この道がわずか2㎞ほどで標高差200mを登る最悪な道だった。



当然ほとんんど押した。峠付近は押すのもしんどいくらいだった。いつの間にか雨も止んで晴れ間がのぞいていた。



峠を越えて少し下ると大ダル林道の入口があった。まだ途中までしか開通していないので通り抜けられないけど行けるところまで行ってみることにした。



通行止めの鎖をくぐり入っていくと、緩やかに登りながら、とてもよく整備されたフラットなダートが続く。



これである。

これがやりたくてランドナーを買ったのである。ロードレーサーやマウンテンバイクではなくて、デュアルパーパスとしてのランドナー。バイクでいうトレール車みたいな位置づけでツーリングしたかったのである。



こんな感じのダートをさらに登っていく。すると林が切れてそこから綺麗に大菩薩嶺が見えた。今日一の標高1490mまで登ってきた。



西陽のあたる尾根のうねり。



日没も近くなり、そーとう寒くなってきたので引き返すことに。

ここからデポ地まで20㎞チョッとすべて下りだった。休み休み3時間半かけて登ってきた道を、わずか40分で下ってしまった。

でも、エンペラーで林道を走る。大満足である。楽しかった。



移動時間  3時間16分
停止時間  1時間11分
走行距離   43.2㎞
平均速度   13.2㎞/h
最高速度   64.2㎞/h