3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2011年2月7日月曜日

寝台特急「あけぼの」でいく五能線、津軽鉄道の旅 ③

2月6日 津軽鉄道 乗車

早寝したせいか、5時過ぎには目が覚めてしまった。まだ外は暗いので7時頃まで布団にくるまっていた。

起きて風呂に行き、朝食を食べた。仲居さんが朝食の時「今日は岩木山が綺麗に見えますよ。」と教えてくれた。再度風呂に入り、チョッと早いけど9時前にチェックアウトした。

朝のひっそりした温泉街を歩き線路を潜って駅の反対側にも行ってみた。やはり閑散としていた。駅へ戻る歩道橋にあがると綺麗に陸奥湾が一望でき、そこに悠然と雪化粧した岩木山がそびえていた。



こんなにクッキリと岩木山を見るのは初めてである。美しい。東北人が誇るのも大いにわかる。


浅虫温泉発9:50の青い森鉄道に乗って青森へ戻った。三沢基地を通ってるせいか外国人がたくさんのっていた。

青森から奥羽本線で川部まで行き、そこからまた五能線に乗って五所川原に向う。五能線では岩木山がさらに近く美しくその全容が見えた。





雪に埋まった感じの板柳駅を過ぎると雪原に単独峰の全容を現せて感動した。



天気がいいと川部~五所川原間は岩木山が美しく見えてよかった。

五所川原駅に着き津軽鉄道のホームに行くと、まだ誰もいなかった。



雪の量が半端ない。



走れメロス号が入線してきた。



乗車すると、受験シーズンということで合格列車というイベント列車になっていて飾り付けられていた。


発車すると、なんとものどかな雪原が続く。



ホームから駅舎までが雪に埋もれている。


電車は金木駅に着いた。


ここで上下線入れ替のため、しばし停車してるとストーブ列車が入ってきた。


ローカル線な感じがとてもいい。


金木駅でほとんどの人が降りてしまった。

終点の津軽中里駅までアテンダントさんとゆっくり話ができた。滅多に運休しない津軽鉄道でも、今年は何日か運休したといっていた。雪が本降りだと除雪しても、すぐに雪が積もってしまい線路が雪に埋まってしまうらしい。ある程度の雪なら電車についてる雪掻きで大丈夫なので、電車はそのまま走るのだけど、まったくレールの見えない雪面の上を走っていくので、はじめての時は、結構恐怖でした。と話してくれた。おお!いつか乗ってみたい。

終点、津軽中里駅についた。予定では、2時間近くここで過ごせば、先ほどのストーブ列車が戻ってきて、これで五所川原に戻る予定である。
駅前がこんな感じで、


後ろがこんな


通りがこんな、


ようは、ストーブ列車がくるまでの2時間、時間をつぶせる場所はなかった。

とりあえず適当に歩いてみる事にした。




さきほど乗ってきた走れメロス号が五所川原に戻っていく。


犬も津軽育ちは、雪をなんとも思ってないようである。


小学校の校庭にうず高く積み上げられた除雪した雪塊。


そんなこんなで周辺をウロウロしているうちに、アッという間に時間が過ぎていった。

先ほどの踏み切りでストーブ列車が来るのをまつ。


すぐさま駅に戻り、ストーブ列車の切符を買って、


乗り込んだ。ストーブの近くは暑がりな自分には無理だった。




ストーブ車両はストーブの周りで宴会の様相を呈していた。楽しげな雰囲気でよかった。そうこうしているうちに五所川原に到着した。


この路線を廃線にしないように素晴らしい努力をしてる路線である。ことさらアテンダントさん達の配慮は感心した。雪のない時期に再び乗りたいと思った。

五所川原から五能線に再び乗って川部にいき、奥羽線で新青森駅へ戻った。
新青森駅は開業したばかりでいたる所、綺麗だった。




東北新幹線はやては、暴力的なスピードで東京に戻った。


ひたすら電車ばかり乗ってた2日間だった。楽しかった。