3匹のワンコを飼い始めた。


共にたくさん旅をしようと思っていたが、そのうちの1匹が乗り物に弱く、ものの10分ほどであげてしまう。

なので2年以上ほとんどどこにも出かけずにワンコ達と家で過ごしていた。

しかしそんな彼も成犬となり車酔いしなくなってきた。

再び、旅に出ることにした。

今度は旅犬と共に。

2012年9月11日火曜日

飯田線の旅 ① 天竜峡散策

今回の旅は、東京駅から東海道新幹線「ひかり」で豊橋まで行き、飯田線で辰野までいき、岡谷まで出て、そこからスーパーあずさで吉祥寺に戻るコースにした。



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9月8日 飯田線の旅 豊橋~飯田まで

吉祥寺発5時22分の東京行きに乗って、東京発6時26分の「ひかり501」に乗って豊橋に向った。


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豊橋発8時11分の飯田線、天竜峡行きに乗った。

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電車に乗り込むとほとんど座席は埋まっていた。乗車して1時間くらいは結構混んでいた。

本長篠駅を過ぎてくると車窓に天竜川が見えてくる。車内も徐々に空いてきた。

湯谷温泉駅を過ぎると電車は川沿いを走り、所々車窓に美しい渓流美を堪能できる。

そうこうしているうちに中部天竜駅に到着した。25分停車なので降りてみた。

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改札を出て駅の外まで出れた。

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再び電車に乗り込む。

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中部天竜駅を出ると、電車は深い谷間とトンネルを繰り返し通過し、2時間以上かけて14時13分、終点の天竜峡駅に到着した。

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遅めの昼食を天竜峡駅で摂った。手打ちそばで、大根の辛味そばを食べた。かなりの辛味だったけどスッキリしていて美味しかった。

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姑射橋の手前に天竜峡遊歩道の入口があった。

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樹齢300年以上の松林のなかを歩いていくと伏見田尻稲荷というお稲荷さんがあった。

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さらに歩いていくと龍角峯が正面に見える展望台に出た。

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展望台の先端まで行ってみると、まさに深山幽谷。

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少し行くと「つつじ橋」というつり橋に出た。

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橋の途中から川の上流下流を見てみると、これぞ峡谷、といった感じである。

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つつじ橋を渡って階段を登っていくと再び展望台に出た。

眼下につつじ橋が見える。

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反対側に目をやると

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スタート地点の姑射橋が見えた。

今度は対岸の遊歩道を歩く事になる。

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柵の下は崖である。

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再び姑射橋に戻り天竜峡を見ていると

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足元をライン下りの舟が通っていった。

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舟はみるみる下流へ下っていった。

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再び天竜峡駅に戻り飯田線に乗って飯田駅に向った。

飯田は城下町で思っていたより大きな街だった。

駅まで今宵の宿、「天空の城三宜亭本館」のスタッフの方に迎えに来てもらった。宿への道すがら飯田の街を案内してもらえた。

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三宜亭本館はかなりな高台に建っていて、部屋の窓から街が見渡せた。

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食事まで時間があるので三宜亭本館の周辺を散策してみた。

宿の人に教わったのであるが、飯田市追手町小学校  昭和4年建設のコンクリート造りで、昭和22年の飯田の大火でも難を逃れたそうである。

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飯田城の唯一の遺構である桜丸御門(通称:赤門)。扉・柱などがベンガラで赤く塗られている赤門は、現在、東京大学の赤門とこの飯田城赤門だけが現存しているそーである。

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飯田市美術博物館の樹齢450年といわれるエドヒガンザクラ。

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幹の太さがハンパない。満開の様相を見てみたいものである。

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残念ながら美術館は閉館時間になっていた。裏から見た柳田國男館。

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宿に戻ると今日は飯田市内2箇所で花火大会だった。そのうち市役所側の花火が部屋から綺麗に見えた。

食事は『南信州牛』満喫プランにしたので大満足だった。

前菜
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ビシソワーズに冬瓜。(絶品)
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松茸つきしゃぶしゃぶ。
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もっと品数があったのだが、撮影する前についつい箸をのばしてしまって撮影できなかった。

温泉は源泉かけ流しで24時間入浴OKだった。ヌルっとした湯で非常に保温効果が高くて、肌がスベスベする感じでとてもいい湯だった。とてもいい感じの宿である。

つづく。

2012年9月10日月曜日

飯田線の旅 ② 千畳敷カール

9月9日 飯田線の旅 飯田~辰野まで

今日の予定は天気がよければ、千畳敷まで行って千畳敷カールを登り、木曽駒ケ岳まで登るつもりでいた。


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朝一の天気は微妙な感じだった。で、宿で7時半頃朝食を摂っていると天気はドンドン回復してきた。今から飯田線で駒ヶ根駅まで行ってバス、ロープウェイと乗り継ぐと昼近くに着く事になってしまう。急遽タクシーで菅の台バスセンターまで行く事にした。
9時過ぎに菅の台バスセンターに着いた。ここからロープウエイのしらび平駅までは一般車両進入禁止で、バスで行くしかない。バスで40分ほどでしらび平に着きロープウエイに乗って千畳敷に着いたのが10時過ぎだった。

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しばし、この景色に圧倒される。

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ひとしきりあたりに感動していると雲が迫ってきた。

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雲に覆われてしまう前に、あの壁の向こう側を見てみたい。標高差約220メートルの千畳敷カールを登る事にした。

千畳敷内の遊歩道をしばし歩く。

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乗越浄土への道ははじめ楽勝と思っていたけど、上り始めてみると石段は案外一段一段に高さがあった。左手に望遠レンズをつけた一眼レフ、右手に広角レンズをつけた一眼レフトと両手がふさがれた状態で、尚且つ背中には交換レンズというイデタチで登っていたら、アッというまに脚にきてしまった。

これではまずいと思い、望遠レンズをつけた一眼レフをザックにしまい、広角レンズをつけた一眼レフはウエストバッグにしまって両手をフリーにして、手も使って登る事にした。

こんな感じのガレ場をひたすら登る。GPSでみると標高差220メートルである。しかも20kgを越えるフル機材を背負って。
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キツかった。

その上、大きな雲の塊が迫ってきていた。こ、これでは乗越浄土からの景色、あの壁の向こうの景色が見れない。

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残る力を振り絞り、なんとか乗越浄土にたどり着いた。

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かろうじて中岳は見えるけど、駒ケ岳も宝剣岳も見えなかった。千畳敷のロープウエイ乗り場の寒暖計は12℃を示していたけど、そこより200メートル以上高い乗越浄土は一段気温が下がった感じである。

しかも、アッという間に自分のまわりも雲に覆われた。その上この雲の持つ冷気はすさまじく、半袖にウインドブレーカといういでたちではジッと座っているのも厳しかった。

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今日の荷物の重量と、この霧で駒ケ岳を断念して降りることにした。

下りは荷物の総重量の重みで脚が滑りやすいので慎重に下った。途中、乗越浄土を見上げてみるとスッポリと雲の中にあった。

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少し雲が流れると今、登って降りてきた道が見えた。

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再び遊歩道を歩いていると、高山植物が所々咲いていた。

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7月だともっと色とりどりの花が見れるそうである。

再びロープウエイ乗り場近くまで戻ってきた。

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そしてそこから見えた遥か下界に見えた駒ヶ根の街。

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次回はぜひとも壁の向こうの景色と宝剣岳、駒ケ岳と登ってみたい。

千畳敷を後にしてロープウエイ、バスと乗り継いで駒ヶ根駅に戻った。

再び飯田線に乗車して、伊那市駅に向った。

ここで伊那名物といわれるローメンを食してみた。。蒸した麺に、蒸したキャベツに、羊の肉。食べてみるとまぁまぁ美味しかった。お土産に「伊那のまゆ」をかってみた。

ふたたび飯田線にのって岡谷からスーパーあずさに乗って吉祥寺に戻った。

千畳敷カールを登って数日間激しい筋肉痛に見舞われた。